sambaユーザーを移行する
前準備
前回の記事「ユーザー情報、グループ情報が記述されているファイルを別サーバーにコピー(移動)」で移行元サーバーで以下のコマンドを使ってsambaにアクセス出来るユーザーを既に作っていると想定して話を進める。
# pdbedit -a -u duyoji new password:xxxxxx retype new password:xxxxxx
また移行元サーバー、移行先サーバーには同じバージョンのsambaがyumでインストールされているという前提で話を進める。
sambaユーザー情報が保存されているファイル
先ほどかいたpdbeditコマンドで作成したとき以下のファイルが追加されるのでそれを移行先サーバーに持っていく。
- /etc/samba/passdb.tdb
- /etc/samba/secrets.tdb
また、移行元のsambaの設定ファイルも移行先に持っていく。設定ファイルは以下の場所にある。
- /etc/samba/smb.conf
ユーザー移行できたか確認する
上記の3つのファイルを移行した後以下のコマンドを叩いてsambaユーザーが表示されれば成功。 この状態でsambaにアクセスしたところきちんとアクセスできた。
# pdbedit -L
ユーザー確認で一度エラーが出たけどもう一回確認したらエラーが出なくなった
先程の上記の3つのファイルを移行した後、最初に「pdbedit -L」でユーザー確認したとき、登録されているsambaユーザーは表示されたがその他にもいくつかエラーが表示された。 しかし、もう一度「pdbedit -L」を叩くとエラーが表示されなくなった。 なんでエラーが表示されたか調べていないのではっきりしたことは分からないが、きっと良きに図らってうまい具合にマージしてくれたのかなと思う。(保証なし)