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技術系ときどき日常系

9月半ばから10月半ばに読んだ本

9月19日にカナダ留学から帰ってきて、12月にまたフィリピンに留学に行くのだが、 英語の勉強だけだと毎日がつまらなくなるので息抜きがてら空き時間は本を色々と読んでいた。 この1ヶ月で読んだ本の内容を自分なりに理解に落とし込むために記録に残しておこうと思う。

読んだ本のカテゴリとしては以下の通り。

伝記

イーロン・マスク 未来を創る男

イーロン・マスク 未来を創る男

イーロン・マスク 未来を創る男

後述の「ジェフ・ベゾス 果てなき野望」でも同じようなことを書くが、僕達が考える普通とは違った思考をした人が世の中に大きなイノベーションを起こすんだなと考えさせられた。この本を読んだときに、Netflixスティーブ・ジョブズの映画を観たが、ベゾス、ジョブズ、マスクに共通して言えるのは他人の気持ちを考えずオブラートに包まず考えていることを素直に言うこと。

メンタリストのDaiGo風に言うとサイコパス(?)な性格を持ち合わせていて、こういう人はカリスマ性を持っているとのことらしい。 どんな窮地に追い込まれても自分の考えを曲げること無く、冷静な判断を下せる人、長期ビジョンが明確に持ち続けられる人、この本からイーロン・マスクの凄さがわかったような気がした。

ジェフ・ベゾス 果てなき野望

ジェフ・ベゾス 果てなき野望

ジェフ・ベゾス 果てなき野望

前述の「イーロン・マスク 未来を創る男」とこの人と同じように仕事でのこの人の人間性は、ついていける人と全くついていけない人で二極化すると思った。というのも、大雑把に言うと社員の気持ちを考えずオブラートに包まず考えをはっきり述べるのと、基本的に長時間労働を当たり前という考え方を勧めているからである。(自分のやりたいことであれば長時間労働は苦にならないと思うので長時間労働に反対というわけではない。) マスクの伝記や、ジョブズの映画でもそうだが、彼らがいかに努力家で、頭が良いか、ユーザー視点で考えて行動できているか色々学ぶところがあった。

学習関連

DUO 3.0

DUO 3.0

DUO 3.0

DUO 3.0 / CD復習用

DUO 3.0 / CD復習用

カナダから帰ってきて、何冊か日本人向けの英語の勉強本を買ったが、今のところこの本とCDだけが毎日継続して使うことが出来ている。(あとは本ではないが iKnowっていうWebサービスも毎日使っている。) 個人的にこの本が良いなと思った点は、重複無く560の例文で単語やフレーズ、熟語を学ぶことが出来るところだ。 例題も前後の文章ででつながってたりと、単語の意味も推測しやすくてそこも気に入っている。 CDは基礎用と、復習用がありネットで調べて復習用で充分ってあったためそちらを買って外出しているときは基本的にこれを聞くようにしている。

13歳からの金融入門

お父さんが教える 13歳からの金融入門

お父さんが教える 13歳からの金融入門

本のタイトル通り子どもでも理解できるような言葉や、かわいいイラストを使って金融関連の勉強のとっかかりに良いかなと思った本。 元々は経済のことをもっと知らなきゃいけないよなと思ったのがきっかけで、カナダに渡航する前に上念司さんや高橋洋一さんの本を読んで少しずつ経済の知識を身に着けていたが、しばらく読んでなかったのでちょっとした復習がてらに買った。 今は最近高橋洋一さんの出した経済学入門を読みたいと思っていて今読んでいる本が落ち着いたら購入する予定。

東大教授が教える独学勉強法

東大教授が教える独学勉強法

東大教授が教える独学勉強法

この本の著者は、中・高・大学と主に通信教育だけで基本的に独学で勉強してきた人で、自身の経験をもとに独学のメリットや、どうして独学を勧めているかが書かれている本。この本で言っている独学のメリットを大雑把に3つにまとめると以下の通り。

  1. 自分のペースで勉強できる。(人それぞれ理解するスピードは違うため焦る必要はない)
  2. 独学によって自分で考えるという習慣が身につく。
  3. 本をそのまま鵜呑みにしないで、著者に疑問を投げる・批評する視点で読めるようになることの重要性。

上記の内3に関しては後述の「1冊20分、読まずに「わかる! 」すごい読書術」でも同じようなことが書かれてた。

統計学が最強の学問である

統計学が最強の学問である

統計学が最強の学問である

統計学が歴史的にどのように生まれ、現代社会にどのように貢献しているか教えてくれる本。 状況によって効果的な統計の仕方、逆に意味を持たない統計の仕方についても言及しており、統計学の勉強をしたいという程ではないが、実際に統計をどのように現場で役にたたせられるかを理解するには良い本だと思う。

自己啓発関連

99%の会社はいらない

ホリエモンは周りからよくそんなにたくさんのことをやって忙しくないですかと聞かれるらしいが、 確かに忙しいが自分のやりたいことをやっているから仕事が嫌になることは無いとのことなしい。 たった一度の人生、自分のやりたいことがやれないのはもったいないという気持ちにさせてくれる本。 忙しい忙しいといつも口に出している人はこの本を読んだ後、きっと自分の人生を改めて考えるようになると思う。

1冊20分、読まずに「わかる! 」すごい読書術

1冊20分、読まずに「わかる! 」すごい読書術

1冊20分、読まずに「わかる! 」すごい読書術

僕が考えている読書のスタイルを崩した本。だからと言ってこの本に書いてあるやり方を実践したのは3回くらいだけで、実際にこの読書スタイルが効果があるかはまだ実感できていないが、ノートに残すというスタイルを取るため、学んだことをアウトプット(自分の言葉で文章化)するという意味では記録には残せる読書スタイルだと思う。 この読書法を試してみたが自分の場合は1冊を読むのに20分ではなく1時間弱かかった。またこの本で紹介している読書法は本の分厚さは関係ないため、ページ数が増えるに連れて読書時間が増えるということは無い。

読書は1冊のノートにまとめなさい-100円ノートで確実に頭に落とすインストール・リーディング

読書は1冊のノートにまとめなさい 100円ノートで確実に頭に落とすインストール・リーディング (Nanaブックス)

読書は1冊のノートにまとめなさい 100円ノートで確実に頭に落とすインストール・リーディング (Nanaブックス)

「今まで読んできた本はきちんと自分の知識として残っていますか」というのがこの本の掴みで、ノートを使って一元管理しつつ、効率的に読んだ本の知識をまとめようという趣旨の本。 実際に文章化するということは、その内容を本質的に理解していないと、噛み砕いてわかりやすい文章で書くことは出来ないため、この本はそれを意図的にノートに書くことで自分が以下に理解しているか・していないかを再確認させるものでもあるのかなと思った。 ただ、今の時代だとノートよりもブログやtwitter, Facebookなどに投稿した方が他の人の意見も聞くことが出来るし、そっちのほうが個人的には良いと思う。

成功の教科書

成功の教科書 熱血!原田塾のすべて

成功の教科書 熱血!原田塾のすべて

この本の著者は、教育現場でどのようにしたら日本一の生徒を輩出することが出来るのかというのを過去のスポーツの成功者と言われる人たちの生活習慣や行動を研究して、そこから自分なりの成功者製造メソッドのようなものを作成し、実際にそのメソッドのもと日本一の生徒を輩出した。 この本では、いわゆる成功するための技術のようなものが書かれているが、ここで書かれていることは仕事スタイルにも応用することが出来ると思う。 最終ゴールを決めて、その目標達成のための小さな目標を出来るだけたくさん作って、それを毎日毎日こなしていくことでゴールに1歩ずつ近づいていく。 ただ、人間が一日のうちに出来ることも限られているから、毎日継続できるようなタスクをうまく設定することも大切であると述べていた。

夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウ文庫版

夢をかなえるゾウ文庫版

やることなすことがオッサンみたいなゾウの姿をした神様(ガネーシャ)が、人生を変えていわゆる成功者になりたいと思っている若者に様々な課題を出して彼の夢をかなえるためのアドバイスをする。 若者は成功するための秘訣や裏技があると考えていたが、ガネーシャが出す課題はどれも地味なもので、最初はそれが成功することとどんな関係があるのかわからず神様を疑っていたが、課題をこなしていくうちに若者の生活スタイル、空き時間の使い方など少しずつ変化していき、最終的にその小さな積み重ねが自分の周りの環境を少しづつ良い方向に導いていた。

前述の「成功の教科書」と共通する部分もいくつかあり、さらにこの本では実際に行動する大切さも教えてくれる。 最初から最後までガネーシャが関西弁でボケたりツッコんだりして、お笑い要素もあり面白く最後まで読み進められた。

その他

ビジネス版 悪魔の辞典

twitterでたまたま見かけて、本のタイトルから心が惹かれ内容もよくわからず買った本。 この本では、社会人としては知っておいたほうが良い言葉がブラックユーモアを含んで紹介されている。 この本に出てくる単語の意味をたくさん知っている人はクスクス笑いながら読むことが出来るし、確かにそういう見方も正しいなと復習に良い本だと思う。 また、新社会人にとっても、ある意味でその言葉の本当の意味を知ることが出来る刺激が強い本なのかもしれない。

億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術

億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術

億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術

前述した「1冊20分、読まずに「わかる! 」すごい読書術」で試しに読んでみた本。 この本自体はカナダに行く前に買っていたが全く読まずじまいだったのでこれを機に読んでみた。

投資の神様であるウォーレン・バフェットが投資をする際に、どのような基準で投資をしているか参考になる本。 ただ、バフェット自体デイトレードや中期(数ヶ月)で株を売買すると言った投資家ではなく、長期間株を保持するタイプの人間のため、そういう人たちには参考にならないかもしれないが、いかに自分が保持している株の価値を高めるか、どうして株主総会で自社株買いを会社にすすめるか、どのような会社の株を買うかなど株を始めたいと思う人は読むと良いかも。