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10月半ばから11月半ばに読んだ本

10月半ばから11月半ばまでのこの1ヶ月で読んだ本の内容を自分なりに理解に落とし込むために記録に残しておこうと思う。

読んだ本のカテゴリとしては以下の通り。

  • 経済関連
  • マネジメント関連
  • 自己啓発関連
  • その他

経済関連

図解経済学超入門

たった1つの図でわかる!  図解経済学入門

たった1つの図でわかる! 図解経済学入門

経済に関する世の中の出来事を高校生の時に習う需要供給曲線だけでミクロ・マクロ含めほとんどの事象を説明している本。 ミクロ視点で言うと価格弾力性が高い商品と低い商品で値段を同じように変化したときにそれぞれの商品の需要がどのように変わるかや、本やCDなど価格が均一な商品(価格カルテル)がいかに経済的に良くない販売スタイルなのかを説明している。 マクロ視点で言うと、同じインフレでもディマンドプルやコストプッシュといった2種類のインフレがあること、デフレのときに政府と銀行が連携して財政出動や金融緩和を行うのはなぜか、また逆にインフレになりすぎたときに財政緊縮や金融引締を行うのはなぜかということを説明している。

超入門資本論

超入門 資本論

超入門 資本論

人がお金を出して買う「商品」とはどういうものか、「価値」と「使用価値」の違いとは何か、人の給料はどのように決まるか、どうして医者も介護士も人を助けるという意味では同じ職業なのか給料の差が大きいのかということを、先程挙げた「価値」「使用価値」という概念から説明している。 資本論の考え方だとは、生産効率を高めることをどの会社も求めるため、生産コストの低下・機械科、人件費の削減、物価下落、デフレ、賃金低下のスパイラルが発生する。 人の賃金というのもその人が一ヶ月の生活に必要な給料を会社としては支払うだけなので、会社に属している間は基本的にはお金でゆとりを持つことは無いとのこと。上のポジションに付けば、給料は上がるが、結局のところストレスも増加する傾向にあり、ストレスの発散費(健康に仕事を続けられるための費用)が増えただけと考えると決して、裕福になったとも言い切れない。

マネジメント関連

もしドラ

ドラッカーのマネジメントを題材にした作品で、物語も面白くスラスラ読める。 マネジメントに書かれている内容を野球部をモデルに適用して、最初はまとまりもなく、ダメダメだった野球部を学校や、地域、社会を巻き込んで甲子園を出場を目指す。ストーリー。

自己啓発関連

7つの習慣

7つの習慣-成功には原則があった!

7つの習慣-成功には原則があった!

  • 作者: スティーブン・R.コヴィー,Stephen R. Covey,ジェームススキナー,川西茂
  • 出版社/メーカー: キングベアー出版
  • 発売日: 1996/12/25
  • メディア: 単行本
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まんがでわかる 7つの習慣

まんがでわかる 7つの習慣

活字の本だとかなり分厚くて読むモチベーションが最初出なかったため漫画から入った。 人が成功(人間的成長)を実現するためには7つの週間を手に入れる必要がある。その7つの習慣も大きく分けると2つにわけられる。①「依存からの自立」(私的成功)、②「自立した考えから生まれる相互依存の獲得」(公的成功)。

①の私的成功を取得するためには、自立に必要な1~3の習慣を得る必要がある。

1: 思い通りに行かないことを環境のせいにしないで、自分から変わっていく能動的アプローチで解決すること。 2: 自分の中にミッションステートメントを確立する。(行動する際の軸) 3: 自己管理をして緊急ではなく重要なことに時間を優先して使うこと。(読書や自己投資など)

3に関しては自分でやらなくても良いことを他の出来る人に任せることにもつながり、後ほど書く②の公的成功の習慣にもつながるところがある。

②の公的成功を取得するためには、4~6の習慣を身につける必要がある。

4: win-winを考えること。(win-winと思いながら片方が妥協するwin-lose, lose-winだと関係が長続きしない。) 5: 理解してから理解する。(自分の意見ばかり主張するのではなく、相手の意見もきちんと聞き相手が実現したいことを理解してその上で、お互いが納得できる答えを出すのに必要な能力。) 6: 相乗効果を発揮する。(シナジー効果。お互いに妥協しない(win-win, 4の習慣)と、相手と自分の意見を取り入れた(5の習慣)新しい考えを作り出す。1+1 > 2のイノベーションを生む考え方。)

そして、残った最後の7の習慣は自分を磨くというもので、3の習慣の緊急度が低くて重要度が高い作業を普段から行うことにより、「学び => 実行 => 学び・・・」 (PDCA)のサイクルを繰り返し、自分の人間としての価値を高めることである。

ここまで挙げた7つの習慣はいわゆる小手先のテクニック・ノウハウを身につけるという個性主義ではなく人間としての質を上げる人格主義の考え方で、この7つの習慣を意識して生活することを勧める本。

ユダヤ人大富豪の教え

ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)

ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)

著者の実際にあった話と少しフィクションを交えて、お金持ちになるためにはどういうことをする必要があるかを成功者が物語の主人公のメンターとなって、お金を稼ぐということがどういうことかを学ぶとともに、セルフイメージを高めること、目標を明確にして一歩ずつ夢の実現を達成していくことが重要だということを物語形式で教えてくれる一冊。

ユダヤ人大富豪の教えⅡ

ユダヤ人大富豪の教え〈2〉さらに幸せな金持ちになる12のレッスン (だいわ文庫)

ユダヤ人大富豪の教え〈2〉さらに幸せな金持ちになる12のレッスン (だいわ文庫)

基本的に前作「ユダヤ人大富豪の教え」と同じように、お金持ちになるためには何をしなければいけないのかを説明しているとともに、お金との付き合い方を学ぶことも主に説明している本。 物語を読むだけでも楽しくスラスラと読み進められるが、物語を楽しまなくても良い場合は前作の1冊だけ読むので充分だと思う。

その他

金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント

金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント

金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント

世の中には4種類の働き方がある。E(employee)、S(self employed)、B(business owner)、I(investor)の4種類で、好きなときに好きなところで好きなことを好きなだけやれる人生を実現するにはB・Iの働き方にシフトチェンジする必要がある。 また、ESの働き方とは自分の時間を切り売りして働いた分だけお金を稼ぐスタイルで、とBIでは人やお金を働かせて、働かなくても権利収入やビジネスシステムから自動的にお金が入る仕組みをお金を稼ぐスタイル。

どの働き方が正解・不正解というのは無く、どのタイプが自分の働き方に向いているかというのを自分で理解して、自分がもし今のスタイルとなりたいスタイルが異なっていたら意識的にその働き方をしている人の真似をしたり、マインドを切り替える必要がある。

現在は政府でも働き方改革という言葉が出ていることもあり、将来的に年金に頼るというのも不安な世の中になってきて、いかに将来の自分の暮らしを有意義にするかは今の時点で考えなければいけないなと思わせてくれた一冊。

EQ こころの知能指数

EQ~こころの知能指数

EQ~こころの知能指数

脳のそれぞれの部分の働きの説明と、なぜ人間は感情が高まったときに理性的に考えて行動する前に衝動的に行動に移してしまうのか、またその時行った行動をはっきり覚えていないのかを説明している。 また、IQ(知能指数)が高く、学習で問題が無くても対人関係・コミュニケーションが得意じゃないために、人付き合いが悪いと思われたり、障害を作りやすい人間と思われ社会的に問題ある人と認識されてしまうことがあるためIQが高くても社会的に成功しないこともおかしくないという。

人が社会で生きていくためにはEQ(こころの知能指数)を高くする必要があると著者は主張していて、EQのレベルは小さいときに親にどう育てられたか、学校でどのように先生に接してもらったかで大きく変化する。先天的な部分も確かにあるが、後天的な部分も強く、生後からEQを高める教育は可能なため学校でも家庭でもそのような教育をすることが結果、学校の成績アップにもつながると考えられている。(先生からの印象が良いのが理由ということも考えられるが。)

上記より、学校の先生や子どもをもつ親はこの本を読むと子どもに対する教育を改めて考えさせてくれる良い本だと思う。